数年ぶりに新宿、小滝橋通りの麺屋武蔵本店に行った。
あれほどの名店、これまで、数年の間、何故時間が空いたのか?と言うと・・・・
並ぶからだ。
僕は行列が嫌いなので何年も敬遠していたのだ。
で、数年ぶりに行ってみた。
幸い、待ち人は5人程度。
これならと、つけ麺をオーダした。
うまい!
相変わらず・・・うまい!
魚介がしつこくならない、ギリギリのバランス。
スープにベストマッチな中太の平打ち麺。
叉焼はスライスなのに、噛むとザクリと来る。
大好きな歯ごたえ。
角煮も最高。これだけでご飯が食べられる。
見事だ。
やっぱ、この店、すげ~と感じた次第。
で、ここからが本番。
おもてなしの話しである。
樽一と言う新宿は歌舞伎町の居酒屋さんに、三浦さんと言う店長がいる。
利き酒氏としての相当な腕を持ち、お客の気分とかシチュエーションに合わせて、見事なアドバイスをくれる。
実に有能な人だ。
で、僕の友人のひとりに、ザビエルカトーと言うカメラマンがいる。
決して、外人では無く、単なる変なオジサンである。
このザビエルカトー、大の樽一好き。
日本酒を呑みすぎると全裸爆睡はするが、日本酒も生肉も大好きなのだ。
そのザビエル氏、ブログとかfacebookをやっている。
で、三浦店長、ザビエルのfacebookを時々チェックしてくれている様子なのだ。
ある日、ザビエル氏がfacebookにこう書き込んだ。
「今夜は新宿で日本酒かな?」
で、ザビエル氏が樽一にひょっこり顔を出すと・・・
「お待ちしてました!」
と三浦店長から声がかかった。
いらっしゃいませ!ではない。
お待ちしてました!である。
ちゃんと、関心を持って読んでるよ!の証しである。
今夜は新宿で日本酒かな?
これだけの情報では、樽一に来てくれるかどうか?の確証には至らない。
が、三浦店長は、ザビエル氏が来てくれる事をイメージし、お出迎えの言葉を用意していた。
これこそが見事なおもてなしである。
おもてなしは目に見えない。
ひょっとすると、その場でも、「もてなされたな~」とは気付かないものだろう。
が・・・
後で気付く。
あれは確かに、もてなされたのだろうな・・・と。
それがもてなしの本質なのだろうと思う。
【ザビエルカトーのブログ】
【居酒屋樽一】
Author:中山マコト
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